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ジスロマックとインフルエンザ菌

多色な薬

マクロライド系抗生物質として存在するジスロマックは、細菌性の感染症に効果的な飲み薬です。
主にクラミジアと淋病の治療に処方されることが多いことから性感染症の治療薬と思われがちですが、抗菌スペクトルが広く様々な症状に使用できることから多くの治療で使用されています。
適応菌種はクラミジア菌、淋菌の他に、グラム陽性菌、ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌などで非定型菌のマイコプラズマにも有効となっています。
インフルエンザ菌と聞くと、季節性の感染症であるインフルエンザをイメージしますが病原菌とは違うので、ジスロマックでインフルエンザを治療することはできません。

インフルエンザの病原菌はウイルス性の「インフルエンザウイルス」であり、インフルエンザ菌は細菌性の菌種です。
インフルエンザを研究していた折に見つかった細菌で、当初は原因菌と考えられていましたが、その後に否定されたのですが、名称がそのままになってることから紛らわしいことになっています。
そのため、ジスロマックを使用すればインフルエンザが治療できると勘違いする人もいますが、それは誤りでインフルエンザウイルスに対して有効的な抗ウイルス薬が必要になるので注意が必要です。

病原菌とは違うのですが、インフルエンザによって免疫力が低下した際に感染しやすく、主に呼吸器や中耳に侵入し肺炎などの二次感染を引き起こします。
体力が落ちているときに感染する非常にやっかいな細菌で、特に免疫力の低い幼児や高齢者では死亡の原因のひとつとなっています。
インフルエンザの治療をする際には、抗インフルエンザウイルス薬と一緒にジスロマックを処方して二次感染に備えることがあります。

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