ジスロマックと肺炎球菌

病原体

病原微生物には、細菌、ウイルス、真菌(カビ)がありますが、ジスロマックが効果があるのは、細菌による感染症です。
ジスロマックは、肺炎球菌をはじめとするグラム陽性菌やインフルエンザ菌や百日咳菌をはじめとする一部のグラム陰性菌や嫌気性菌とかマイコプラズマやクラミジアにも効果があります。
内科、耳鼻科、呼吸器科でも使われ、性感染症にも使われます。
細菌のタンパク質合成を阻害することで、効果をあらわしします。
抗生物質の種類としてはマクロライド系に属しています。
アレルギーを起こすことが少なく、ペニシリン系やセフェム系でアレルギーになる人にも使用が可能ですが、アレルギー体質の人は注意が必要です。

ジスロマックの特徴は組織に長くとどまることができることで、作用時間の長い抗生物質です。
他の抗生物質が1日2回1週間投与しなければならないところを、1日1回3日間服用するだけで、7日間から14日間の持続効果があると言われています。
そのために薬の服用をいやがる子供にも使われます。

最近、ジスロマック点滴常駐用500mgが発売されました。
この点滴注射薬は、内服が困難で全身状態の悪い肺炎患者さんの生命予後改善を目的に発売された1日1回点滴すればよい注射薬です。
この薬を1回投与すると、血中濃度は、ジスロマック500mg錠を1回飲んだ時の3倍の濃度があり、肺炎球菌やインフルエンザ菌やマイコプラズマ、クラミジアやレジオナラによる肺炎の治療薬として、効果がでることが期待されています。

日本は現在肺炎による死亡率が、4位を占めており、10人に1人が肺炎で亡くなっています。
それだけに、ジスロマックの点滴注射薬が発売された事は、生命予後を危険視されている患者さんには朗報です。

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